【 Cubase 】ラインRECの際かけ撮りと後がけ、両方出来るRecの方法(アンプシュミレーター使用の場合)
Cubase9.5でライン録音する際にエフェクトがかかった音(Wet)、エフェクトがかかってない音(Dry)を同時に録音する方法をご紹介いたします。
かけ撮り・後がけのメリット、デメリット
上の図は一度に2つのトラックを使って、同時にWet/Dryの音を一度に録音した際の画像です。
ラインで録音する際、エフェクトをかけるタイミングは大きく分けで2パターンあります。
①エフェクトをかけた状態で録音する(かけ録り)
メリットはエフェクトがかかった音を聞きながら弾くので演奏がし易い、また録音後のCPUのパワーの節約等が上げられます。
デメリットは後から修正が聞かない等です。
②ドライな音でレコーディング、その後エフェクトをかける(後がけ)
メリットは前者とは真逆で後の修正がし易く、後々に音を作りこみ易い。
デメリットは後にCPUのマシンパワーが必要になる事、素の音だとRECが難いことですね。
今回の両方で録る方法はWetで録りつつ、のちのち音を作りこみたい時のためにDryな音も録るおいしい所取りした方法です。
cubaseの上のタブから【スタジオ】→【オーディオコネクション】を開きます。
次に【バスを追加】からMono Inを二つ作ります。
すると以下の画像のようになると思いますので、【バス名】を分かり易く変更しましょう。
それと忘れずに【デバイスポート】でラインで録音するインターフェースの入力と合わます。
またこの設定はプリセットで登録しておくと便利です。
次はオーディオトラックの設定です。
【Audioトラックを追加】でモノラルのトラックを二つ作ります。
作ったトラックのインプットは片方を【Dry】のmono in、もう一方を【Wet】のmono inに設定します。
後は【Wet】に設定した【Mono In】にアンプシュミレーターをインサートすれば準備OKです。
【Wet】のオーディオトラックには、アンプシュミレーターがかかった状態で録音され、【Dry】のオーディオトラックには素の音で録音されます。
水色、黄緑の矢印は音のルーティングのイメージです。
録音する時は両方のトラックを録音状態にする事を忘れずに。
また【Dryトラック】はミュート状態でも良いと思います。
これでエフェクトがかかった状態で録音、なおかつ素の音も残るので後から作りこめる様なおいしい所を合わせたRECが可能になりました。
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